『優しさ(Gentleness)』



【川崎港上空です!】
 

日本語の「優しさ」という言葉を英語で調べますと「kindness」となっていますが、私はあえて「Gentleness」としました。

その理由は、このメルマガの読者がビジネス・リーダーであることを前提に、少なくとも組織単位の「部下・後輩」「他部署構成要員」への「優しさ」と考えたいからです!

 

もちろん、英単語辞書での「kindness」「Gentleness」の共通項は、、「親切、思いやり、情け深さ」「親切な行為、親切な態度」「友情、好意、愛」です!

さすが西欧・・・!

 

はははぁ〜んと思ったのは「友情、好意、愛」とも訳されるていることです(^^)

考えれば当たり前ですよね!?

 

「優しさ」と「友情、愛情」は深い関係があるということなわけです!

「親切」「思いやり」という行為は、相手の好意を得て、やがては「友情や、好意、愛情」を得ることができるかも可能性が大ですね!?

 

「友情や、好意・愛情」を育む秘訣のひとつに「優しさ」にあるのですよね!?

英語辞典の例文にまで目を通しますと「Gentleness(kindness) to animals」などと載っています。

 

分かりますよね!?
「動物に対する優しさ」と訳せばいいわけです!

優しさは、人間以外のものにも向けられるということなのです!

よくよく考えて見ますと、現代の人間は人間以外の動物や無生物から「優しさ」をもらっているようにも思います(^^)

動物や自然現象に出会い、触れますと、私たちは「安心」や「温かさ」を感じること多々!

 

私は毎年、恒例行事として三重県伊勢市へお伊勢様詣(正式には神宮参り)を致します。

内宮様の、ちょうど本殿に上がる階段前の参道と荒祭宮への参道に慄然と生きているクスの大木やケヤキの大木、神宮杉が幾本もあります。
樹齢は、昔から歴代の天皇が植樹したと
考えると500年から1000年と推測されるのですねぇ〜(^^)
これらの大木に手を当てますと、立春の寒い外気の中にあっても神木は暖かいのです(^o^)
かなりのパワーをもらえると確信できます。
まだ行ったことがないのですが、屋久島杉も同様だと思うのです。

 

ご承知の様に、自然は我々人間に多くの産物を与えております!
そのように考えてみますと、「自然界の存在自体」は正に「優しさ」の表現なのかなぁ!
と感じます(^^)

 

ご覧になった方も多いのではないでしょうか?
ずいぶんと前のことですが、あるTV番組で1匹のチンパンジーと子犬たちの共同生活の様子が放送されていました。
なんと食事の場面になりますと、子犬のうちの1匹が仲間に入れないのです(^^;
餌を食べれずにいるのです(^^;
それを見ていたチンパンジーが少し考える振りをしました。
なんと、餌入れからドッグフードを手に取り、離れてうずくまっていたその子犬のところへ餌を運んでいきました(^^)

 

チンパンジーは確かに知能が高いと言われています。
とはいえ、動物がこのような「優しさ」を表現することに私は感心させられました。
このチンパンジーは経験から、「優しさ」というものを身につけたのでしょうか?
それとも、チンパンジーの「優しさ」は本能的に備わっているものなのだろうか?・・・と考えましたね(^^)

 

確かに人間社会にも程度の差こそあれ、すべての人が「優しさ」持っていると確信します。

生けとし生けるものは、生きることにおいて生存競争が存在しますね!?
そこに家族や集団の中に動物にも、人間にも本能的に「優しさ」が備わっているのではないのかなぁと思うのです!

 

よくよく考えて見ると「優しさ」は「生きる」ということの「必要条件」ではないですよね!?

でも必ずしも必要ではない性質が、私たちの生活を「豊か」にするための「アイテム」として与えられている・・・と考えると

嬉しくなりますね(^^)

 

ですから、「優しさ」という性質を本来的に、本能的に持ち合わせているとするなら、この「貴重な資質」「性質」は十分に発揮

したいと思います!

よく申し上げることですが、私たちが元来持ち合わせている「能力」「性質」というのは、使うことによって磨かれ、光るのです

よね!?


さて、こんな会話を聞いたことはないですか?
「あの人は優しいんだけれど・・・優柔不断なのがね・・・(^^;」
私は、周囲にそのような人をたくさん見聞きします!

 

これ、逆の読み方をしちゃぁ・・・ダメなんですよ!
なんとなく、「優しさ」と「優柔不断」は関係があるようには思いますが・・・、「優しい人」だから「優柔不断」というわけでは

ありません!

 

ただ、ビジネスの現場では往々にしてあるのです!
大変に厳しい社会環境、経済環境、競争環境の中で、多くの企業が凌ぎを削って勝ち残る、生き残るために、

 【リ】+ストラクチャリングは必至なのですね!

 

私が、松下幸之助翁や稲盛和夫師などから学ぶ高いレベルでの「優しさ」の意味はどうも違うように思うのです!

それは、本当に「優しい人」というは、相手の長期的な「利益」を考えることのできる人なのですよ!

もちろん優しい人というのは、相手を不用意に傷つけたりしませんね!?
その場の雰囲気を和ませることができる人でもあります!

 

しかし、真に「優しい人」は、相手の長期的な益のために、「言うべきことははっきりと言わなければならないこと」を知っているのです!

 

 

もうひとつ、過剰なほどに仕事を頼まれて断れない人も優しさを持っているように思われてします。
単なる「お人好し」なのですが・・・(^^;

 

そうなのです!

無理なのに、安易に引き受けて、結局頼まれたことを終えられなかったならどうでしょう?
相手に迷惑を掛けるだけでなく、自分も部下・後輩たちの肉体的疲労が、いや精神的疲労も飛躍的に増加して、下手をすると倒れることがあったり・・そうでないにしても、次に続かない(^^;

 

ですから、本当の「優しい人」というのは、「優柔不断(相手を傷つけない人)」ではなく、相手の長期の利益のために言うべきことを、為すべきことを、きちんとできる人なのですね!

 

「思いやり」という言葉は、「同情」という意味合いも含まれているように思います。

特に私たちが、他の人に同情する時ってどのような時でしょうか?

 

たとえば、ファンである一流のスポーツ選手が怪我をしました。
残念ながら、シーズンを棒に振ることになりました(^^;
自分も同じスポーツ選手だったり、さらに以前怪我で同じような経験でをしたことがある。
こんな場合、相手に深く同情するのですね(^^)

 

人間というのは、自分と同じような立場にある人に対して、また相手と似たような経験を持つ場合に、「ラポール」というのが形成され、自然に相手を思いやることができるのですね!

 

「優しい人」というのは、この部分の感情が豊かである人と私は定義します!

もちろんそれだけでなく、「優しさ」というのは、自分と必ずしも似た状況や境遇ではない人に対しても、自分に経験のない事柄に対しても「思いやり」を持つことができるのです!
時には、「感情移入」までしちゃうことがある(^^;

 

そうなのです!

「優しさ」というのは、相手の感情や心情を自分に投影し、あたかも自分が経験しているかのように心情を理解してあげることができる能力でもあるのです!

これだけでは、「思いやり」とか、「感情移入」を他人に意図的に見せつける何かのテクニックがあるのでは? と単純に考える人がいますがいけません!

やはり、どれだけ「相手のことを深く考えるか!?」ということが肝要なのです!

 

他の人に深い関心を払い、本当の「優しさ」を持つ。

これを私は「想いを持つ」なんて言葉で、よくお話します。
特に厳しい訓練をやるときに、指導者や教官には、何度も繰り返し言い聞かせます!

 

実は、私は「優しさ」というのは、人から人へ伝わるものだと信じております。
言ってみれば、「灯火」の様なもので、ひとつの「優しさ」が、別の「優しさ」を生み、次第に拡がってゆくと・・・(^^)

 

新入社員や若い人を対象にしたこんなゲームをすることがあります。
「引越しゲーム」と題して、参加者を一列に並ばせます。荷物の手渡しリレーをするのです。

最初に、一番前の人に耳元で課題を与えます。
「あなたは、次の人に荷物を無造作に放り投げ、渡して下さい!」
と・・・。

 

どうなるか?
次の人は慌てながららも、やはり無造作に受け取るのです(^^;
そして次の人にも、だいたい無造作に放り投げることが多々あります。
それが最期の人まで伝わって行くか、途中で荷物を落っことす人まで出ます(^^;

逆に、こんどは「本当に最高級のガラス細工を手渡すように!」って伝えますと・・・。
最初の人はその荷物をそっと大切に抱え、大事そうに次の人に手渡しますから、最期の人まで慎重に渡し終えるのですよね!

 

まったく同様ですね!
私たちは、誰かから「優しさ」を味わったら、自分も周囲の人に同じ様な「優しさ」を伝搬させますよね!?

 

たわいない例では、渋滞の道路に横道からとか、高速道路から進入するとき、譲ってくれ道を空けてくれるドライバーと、どんな

ことがあっても入れてやるかドライバーがいますね!?

そりゃ〜時間帯や道路によっては、ドライバーも当然いらいらが募りますよね!?
でも私の経験では、だいたい「優しさ」を与えてくれ、道を譲ってくれるドライバーの方が多いですね!
最近では、両サイド・ウィンカーをお礼の合図にしたりします。なんとなく譲った側も嬉しくなりますね!
あれ・・・道交法ではどうなのでしょう!?

 

「優しさ」というのは価値観によっても違ってくるでしょうが、その本質、根底にあるものは「利他主義」だと確信します!
こんなことを書くと反論する人もいるでしょうけれど、やはり貧しい国(よく確認するのですが、私は貧しい(貧乏)というのを

お金がないことではないと言っております!)に行くほど「利己主義」ですね!
中国なんか、その典型に思えるのです!

 

「利他主義」の基本的思想は、「他人(相手)の福祉」を主眼にするものです!
まさに「利己主義」の反対であり、「自分の福祉」よりも他者のそれを優先させるという意味ですね!?

 

優先させた結果、自分が不利益になってもいいんだという思想なのです!
ですから、「優しさ」を超越させていきますと「慈悲」になるのですね!

 

まさに、我が子を育てる親に当てはめて考えれば理解できます!
赤ちゃんを育てる日々、親は日も夜も、何をさておいても子どものために時間を割きますよね!?
急な発熱をしたとなれば、自分のどんな用事も後回しにして、子どものために駆け回るのではないでしょうか!?

 

そうなのです!
極論すれば、「利他主義」とは「親の愛情・優しさ」と言っても過言ではありませんね!?

また当然ですが、「優しい人」は、何か自分に得になることを計算して行動するわけではありませんよね!?

 

ここで、「優しさ」持っている人・それに長けている人の特徴を考えてみますと、共通して「喜ぶ秘訣」を知っているように思います(^^)

 

多くの人は、自分の頭と感情に「優しくしよう」促されても、色々なバイアス(邪魔)が掛かって、素直に「優しさ」を表現できないことがあります!
ですから、自分の心と思考に従って優しさを表現できた時、アンカリングするのです!
そう!
その成し遂げたことに、自分ながら晴れ晴れとし素直に喜ぶのです!
そうすると、その快感をまた味わいたくなる!
これを「プラスのアンカリング」と言います!


「非情の情」という言葉があります。読んで字のごとしです。
「情容赦ない、はた目にもヒドイ導きも本当は最も情のあること」をいいます。

 

 

私事で恐縮ですが、ご先祖様の多くが集まる京都に行きますとお墓参りに後に、お寺巡りの観光をすることがあります。
いくら他の人より京都を知っていると言っても、やはり、観光は観光タクシーを使います!

 

京都のMKタクシーがいいですね!(東京では社長が不祥事を起こしましたが・・・)
まさに「優しさ」を凝縮したタクシー会社ですね!
(私は決してMKタクシーの回し者ではありません!)

かなり昔なのですが・・・、金閣寺から始まって、周辺の観光コースになっているお寺を順に廻りました。

 

皆さんもご存知の大覚寺では、時間もありましたのでお写経をさせていただきました。

その次に念仏寺にも行きました。

本堂の開けられている扉の左側に目が止まりました。
そこに次のように書かれた紙が貼ってありました。

 

 わらわれて、わらわれて、かしこくなるんだよ

 しかられて、しかられて、上手になるんだよ

 たたかれて、たたかれて、つよくなるんだよ

 

実は少しこの詩に小生が手を入れておりますが、こんな言葉が目に入ってきまして、少しの間、そこにくぎ付けになっておりました。

 

少し感傷的かもしれませんが、
「ああ、これはご先祖様が私に贈ってくれた言葉なんだ!」
と素直に受け止めることができ、しばらくジーンとなっておりました。

 

人は「笑われたくない」、「クドクドと叱られたくない」し、はたまた「たたかれたくない」というのは本性ではないでしょうか!?
ですから、そんな場面に遭遇したら、どうにかして逃れようとするんではないでしょうか?

しかし、なかなか上達しなかったり、頭角をあらわさない人のほとんどが、「わらわれたくない」から、恥をかきたくないから思い切ったことをしようとしません!
チャレンジする勇気を持ち合せていないようです!

「しかられたくない人」は、どうも・・・教えられている振りをしたり、最初に言い訳をしたりします(^^;
「たぶん、こういう場合はダメだと思います」
なんて言うんです(^^;。 

 

「叩かれる」ことは、もちろん誰も嫌がるでしょうし、本当に叩くことは、よほどでないと暴力になります。

でも「出る杭はたたかれる!」ということわざの通り、本当に邪魔をさっれたり、陥れられそうになったりすることあります!

 

もちろん、これは他人のやっかみや嫉妬から起こります。

それでも負けずにシッカリやれば、「出過ぎた杭は、打ってもうまく打てない」結果となり、こんどは、打たれようとする人に対して打とうとする人は畏怖するようになります。

『わらわれて、しかられて、たたかれて』
やっていきますと、そばで見ている人はもとより、実際にやっている人ですら、

「こんなに頑張る奴なら、ちょっと、手助けしてやろう!」

という気持ちになります!

 

「非情の情」の「非情」は、先ほども書きましたように、一見ひどく見えても本当のところは愛情が存在し、結果として「情」の

あることをいいます。

仕事も先輩の心構えでぜんぜん違ってきます!
甘やかされたり、おだてられたりして育てられますとダメになる人の方が、厳しくされてダメになる人より、はるかにはるかに多いのです!
「厳しい、情容赦のない先輩」から教わった方が、数年経った時に違いが分るものです(^^)

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