『不惜身命』

【グランドキャニオンの入り口上空です!】

 

『不惜身命(ふしゃくしんみょう)』と読むのですね。

 

かなり昔のことになります。
一世を風靡した大相撲若貴兄弟の弟さん貴乃花関が横綱に推挙され、横綱昇進受託宣誓に
使った口上文句でした。
「命を捧げても惜しくないこと」を言うらしいのです。

 

昨今は、いろいろと相撲界の不祥事で注目され、誤解・非難なされておいでですが・・・。

どうでしょう?

 

私たちはまだまだ凡人です。周囲にいる弱冠20歳の人が同じ様な言葉を使ったら「何を
偉そうに!」と叱られるかも知れません。

しかし彼が、堂々と使っても、誰も批判することをしませんでした。
それほど彼が偉大であるということですよね!?

 

スケートの羽生さんも、将棋の藤井さん、大リーガーの大谷さんも・・・、羽生さんも
同様ですね!?

 

実は、私は現役時代の貴乃花ファンだったんです。
彼がまだ、小結、関脇、大関(三役の頃)の時でしたが、相撲に負けるとマスコミがドッ
と貴乃花関に押し寄せ、ありきたりのインタビューをします。
「今回の敗因は何ですか?」
貴乃花関は、スパっと「弱いから負けるんです!」って、いつも言っていた言葉が忘れら
れません。
自分に言い聞かせるように、群がるマスコミの質問にこのように答えている姿に、私は
非常に共感を覚えました。

 

大体、人間は失敗しますと言い訳が先行します。
貴乃花関はまず、自分自身の弱さを素直に認めます。
おそらく負けた日の夜などは、眠れないほど悔しかったのではないでしょうか?
しかし、その悔しさの中で反省し、明日、勝つための新たな研究をしていたはずです。
そうでなければ、横綱という最高位に登り詰めることなど出来なかったはずです。

 

自分の自由な時間も取れない中での生活を考えて見て下さい。
色事のスキャンダルなどを持ち出し、彼を誹謗しようとする悪辣なマスコミに私は怒りを
覚えました。
男子20歳で下半身に何も感じないようでは不感症ですよ!
ここでも自然の理で書いております。

 

このことを包み隠そうとする似非進歩的文化人が大嫌いです!

また、そのような記事に接することで安心したり、それをトヤカクすることで大切な人生
の時間を費やしている人がいることも残念ですね。

 

人の事より自分のことを真剣に考える。
そして自分は「世のため、人のために、少なくてもいい!今、何をしているのか?!」を
考えることの方が、どれくらい素晴らしいでしょう!?

貴乃花関が宣誓した『不惜身命』という言葉は、相撲界を背負って立ってゆくことの決意
だけではないように思うのです。
相撲を通じて、多くの人達に「努力」の大切さと「忍耐」、そして、「玄人への道」を
教え続けることの宣誓に聞えました。

「その道の達人」は皆んな、自分の仕事に、まさに『不惜身命』の精神を持ち合している
ように思います。

 

その根本精神は「この仕事に命を捧げるんだ」という確固たる「覚悟」と「決意」です。

仕事を「好きになる」ことを通り越した所にある精神的態度であるように思います。

 

まだまだ未熟な私ですから、そんなに多くの達人とご縁をいただくことは少ないのですが、
私の出会った達人のすべてがこんなことを言われるのですね。

相撲界では「弟子入りしてきた人は徹底して鍛える」のだそうです。
端から見るとイジメにも極似しています。

 

現大横綱の白鳳関は、先般、テレビのトーク番組で、
「もう心臓が止まるかもしれないところまで稽古をすると、その直後にスゥ〜っと楽に
なり、その後はもっと厳しい稽古に耐えられる」とおっしゃっていました。
ですから、
「そのような稽古をさせると本人がどれくらい、これからやろうとすることに真剣なのか?
 好きなのか?が分る」
とおっしゃいます。

「サラリーマン根性であったり、格好よく楽にお金儲けをしたい者は5分で逃げ出す」
そうです。

 

1時間で辞めてゆく者、3時間、1日、1週間、1ケ月と辞めてゆくタイミングが長くな
っていっても、やはり、真剣さやその仕事を本当に好きになれない人は続かないそうです。

「何があったって、どんなことが起ころうとコレだ!と確信した仕事に打ち込む」、
このことが『不惜身命』の第一歩ではないでしょうか?

 

貴乃花関が今でも、相撲界に席を置き、後進の指導をされていることに、やはり「ウソじ
ゃぁなかった!」と思うのです。

 

今やっている仕事の「意義」と「目的」を知り、そのことが「世のため、人のため」に
つながることだと確信して、一回しかない人生をそれで燃焼し尽くそうと信じれば、計り
知れないエネルギーが産まれてくるのではないでしょうか!?

ここまでくれば「疲れた」とか、「休みが欲しい」とかは言わなくなります。

 

もちろん、決して、まったく自由な時間が無くなることではありません。
集中して仕事に打ち込むから、相当なスピードで事を成し遂げます。

 

中国のお正月が日本では節分ですね。
日本では「鬼は外、福は内」と言って豆を蒔きます。

中国での本当の言葉は
 遠 仁 者 疎 道
 不 苦 者 迂 智
だそうです。

 

『仁に遠き者、道疎し(うとし)。苦しまざる者、智恵に迂とし。』と直訳します。
すなわち、『人との仁義に欠ける者は人生のなんたるかに疎く、厳しさを欠く。

何事にも苦労しないものは智恵すら出ない』と理解しましょう。

 

とりもなおさず『不惜身命』たる答えのように思います。

 

ありがとうございました。

 

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