『チャレンジ(Charange)』

【ラスベガス空港夕闇迫る滑走路】

 

「パイロット・コンサルの経営いろは考」;第2講です!

 

今回も私事を長々と述べさせていただきます。

何事も動機がなければチャレンジしたり、「事(コト)」を起こすことはありません!

私が行う経営指導のほとんどは「How to」を教えることがありません。

 

以前にもお話をしましたが、重要ですので「玄人」「素人」「タダの人」を定義します。

まず「タダの人」ですが・・・、この人はなんの目標もなく、朝、目が覚めたら手洗い・
洗面、朝食〜夜就寝するまで有効・有用な時間を過ごしていない人です。

 

ビジネスリーダーとなる人たちを対象にした管理者研修の初期の段階で、私は研修生に
問いかけます。
「あなたが棺桶の蓋を閉めるまで、具体的にやりたいこと”夢”を揚げて下さい!」
と・・・、そこから「人生設計」に着手します。

 

リーダーに「夢」がなくて、企業の「将来ビジョン」がなくて、・・・どうして部下・
後輩に良い影響を与えることができるのでしょうか?
この管理者研修で「人生設計」のためにかなりの時間を使って、朝まで費やします。

そう!
「夢」をありったけ書き出してもらうのです。
そうすると・・・どこからか「もうないやぁ〜」「難しい〜」とか・・・声が上がります。
このことを「弱音を吐く」と言います。

私は妥協しません!
「あのさぁ〜、吐くという漢字;口遍に何って書く?」
「・・・・十一」
「もっと別には?」
「・・・」
「実は、口からプラス・マイナスって書くんじゃぁない!?」
「へぇ〜」
「じゃぁ〜、この十一の一を取ったら、なんて字に変わる?」
「叶う(^^)v」
「マイナスの言葉を吐かないで、プラスの自分をうんと想像(イメージ)しようよ!」

 

だんだん、イメージングができてきますと・・・「素人」になれるのです!
「素人」=「知ろうとする人」のことなのです。

 

目標を持った人は、その目標を手に入れる、できるようになるために「できない」「知ら
ない」ことが山ほどあることに、そこで気づきます。

 

企業も「素人集団」であればあるほど活性度が高いですね!?

「素人」=「素直な人」とも書けます。

 

なんとかして目標に向かいたいと「ド真剣」に考える人は、やはり「素直」です。
「できないことはできない」と言える勇気、「知らないことを知ったかぶりしない」で「知
らない・わからない」と言える勇気を持とうじゃありませんか!

素人(知ろうとする人)になると「ご縁」=「人脈」が引き寄せられてきます。
もうお分かりと思いますが、「ご縁」=「人脈」はすべて「何か事を成した人たち」なん
です。
特に、素人にもっとも必要なのは「玄人」に出会うことなんです!
「エキスパート」「メンター」と呼びます。

「玄人」=「苦労した人」なんです。
「夢」「目標」を明確にして、その実現のために普通の人なら「不可能だ!」「ただ事で
はない!」「まさかぁ〜!」の努力を成し遂げた人だからです。

 

「玄人」のことを「名人」「達人」「匠」とか・・・いろいろな呼び方を付けますが、
共通することは「苦労」しているんです。
自分を磨き上げてゆくために、「辛」いことにも「一本筋を貫いて」やってきた人ばかり
です。

と書くと・・・「やっぱ大変なんだぁ〜(^^;」って思ってしまう人もいます。

 

「玄人」は、傍で見ていると大変なことをやっているように見えますが、「玄人」は概し
て、そう感じてやっているのではなく「好き」でやっているんです。だから、傍で見てい
るよりも「楽しん」でやっているのです。

 

それは「素直」に自分の「夢」が叶うイメージができている(^^)v

 

「素人」と「玄人」は紙一重・・・「タダの人」はステージが違う(^^;

 

さて、いよいよ私のパイロット資格チャレンジのお話しです!

 

かつて、良くハワイに行く機会がありました。
ノース・ショアー(オアフ島北端海岸沿い)にデリンハム(Dillingham)というところが
あります。


ここでは、スカイダイビングやグライダー体験飛行をやっていました。

 

もちろん最初、スカイダイビングにチャレンジしました。
地上で両手両足の開け方レクチャーとシミュレーション訓練を少し受けるのです。
同じ飛行機でダイビングする米国本土からきた男性がはしゃいでいます。
私は、高所恐怖症ではないのですが・・・、ハワイのツアー・ガイドさんが1年に数回
ダイビング失敗があり、その悲惨な光景をガイドが説明していたのが頭に浮かぶんです。

・・・本音は怖かった(^^;

 

いよいよ、7人乗りほどの飛行機に一緒に飛ぶインストラクターと乗り込みます。
離陸までは良かった。


まだ、あのアメリカ人・・・はしゃいでやがる・・・(^^;

実は違ったんですねぇ・・・(^^)
いよいよとなったら、インストラクターとカメの親子方式の格好になります。
飛び降りる地点にまで着ましたら、そのアメリカ人が一番先に飛び降りることを宣告され
たのです。

おそらく、私の顔が引きつっていたからなのでしょう。

 

飛行機のドアーを引き開け、そのはしゃいでいたアメリカ人とインストラクターがドア越
しに立とうとしたら・・・そのアメリカ人が喚きだしたのです(^^;
「やっぱり止める!いやだぁ〜!」
インストラクターは一所懸命背中の後ろからなだめているのですが顔は笑っている。
「大丈夫だから!」
「いい! もういいんだぁ! いやなんだ! 止める! 止める!」
「だって、お金返さないって誓約書に書いてあったでしょう?」
「うるさい! そんなものいらない!」
「本当にいいの?」
「いいって言いてるだろう! この野郎! 止めるぅ〜!」
「あっそう! OK! OK! そんじゃぁ、手を放してこっち向いて・・・」
「あいよ・・・」って言ったかどうかは知らない・・・???
あれぇ〜、二人がいなくなっているではありませんか!(^^;
飛び降りたんですねぇ〜。

 

あれだけ泣き叫んでも、飛び降りてしまうインストラクターの強引さを目の当たりに観ていた

私は観念しました(^^;
確かにドア越しに下を覗いた時、怖い! いやだなぁ!って思いましたが、観念した私には
・・・どうにでもなれのが湧いていました。

 

軽く「行こかぁ〜!」の声が耳元聞こえたときには、飛び降りていました。
あっという間に、パラシュート(当時はまだパラシュートでした)が開いて、体がフワァ
〜っと上昇したかと思うと、ゆらりゆらりと大きな螺旋を描きながら夢見心地で地上に降
りてゆきました。
あれは・・・快感でした(^^)v

 

地上に着地してから、あの泣き叫び屋アメリカ人はどうなったか?・・・ふと思い出したの

ですが、インストラクターが金具などを外していると走り寄ってきたのが彼なんです!
「もう最高! 最高だったよぉ〜!」
って感嘆の声、こえ、コエぇ・・・(^^)v
「怖くなかったのぉ??!」
「ぜぇ〜んぜん! でもさぁ〜、飛び降りるまでは怖かった(^^;
 ・・・チビッちまったよ(^^; 」
「コンニャロー・・・!」
「今から、もうワン・トライしてくるから〜(^^)v」
もう別人なんです!(^^♪

 

確かに怖いのです。
でも一度、経験をすると・・・病みつきになる人がいるというのはこういうことなんです
ねぇ。
「やらずに・・・何も変わらない!」
至言です。

 

私はそのあと、グライダーの体験操縦予約を入れておりましたので、別人となってしまっ
たアメリカ男と別れました。

 

私の最初の飛行機経験はグライダーです。
もちろん、乗る前に地上で簡単なレクチャーを受けるのですが、スカイダイビングとは
まったく違って難しい。
でも、「なんとかならぁ〜な!」の気分優先でした。
タンデムといって、前席に私、後部座席にインストラクターが乗り込んで、セスナに牽引
され徐々に高度を取ってゆきます。
ある高さに来たら、こちらの操縦席から牽引しているセスナ機に「離すよ!」って合図を
無線で送り、向うから「ラジャー」って返事がありますと床にあるレバーを引きます。
ロープがガシャンって外れるのです。

 

そこから、風切る音だけがヒュンヒュン聞こえます。
後部座席のインストラクターがいろいろ説明をしてくれながら、

「あなたもやってごらん!」

って優しく指示を出します。
言われた通り操縦桿を動かすとあれれ・・・気持ちいい・・・鳥になった気分が味わえる
のとハワイのエメラルド・ブルーの海岸線に魅せられるのです。

 

「どう〜、アクロバットやってみたい!?」
ってインストラクターが尋ねるのです。
「やって! やって!」
と返事をしましたら、急に機首を真上にしました。
ひっくり返ると思いきや・・・前のめりになって機首が今度は真下を向くのです。
これはストール(失速)っていいます。
そのままジェットコースターと同様に落ちて行くのです。
最高スピードが出たと思ったら・・・宙返りです。
そのあと、急旋回などをしてくれました。

 

はじめての経験ですからおっかなビックリとスカッと気分が入り交って、時間になったか
ら飛行場に戻るよってインストラクターに声を掛けられたら、これまた急旋回と急降下で

飛行場末端まで着て、静かにストンという感じで着陸・・・(^^♪

 

グライダーから降りてきたらインストラクターが、

「あなたはパイロットになれるよ!」

って褒められました。

 

それが動機となったことは間違いありません。

グライダー学校に入校を薦められましたが、その気にはなれず、しかし、いつかパイロッ
トにはなりたいという「夢」が芽生えました。

 

都度つど、ハワイに行くたびにノース・ショアー:デリンハムに足を運び、グライダーに
乗ることを楽しみにしておりました。

 

そうこうするうちに、福島県いわき市に住む友人が、茨城県日立で飛行機に乗ってるんだ
っていうのです。
「日立に飛行場なんてあるの? 免許はどうしたの?」
「ほら〜コレ! 簡単に取れるんですよ!」
彼に、早速そこへ連れて行ってもらいました。

 

なんとまぁ〜、そこは300mほどの土を固めた滑走路のある飛行場でした。
吹き流しが滑走路端に垂れていました。

プレハブ小屋とそれなりにしっかり作られた格納庫に2機のウルトラ・ライト・プレーン
なるものがありました。
日本語に訳しますと「超軽量飛行機」です。

 

オーナー兼インストラクターのおっちゃんがツナギを着て、ニコニコして待っていました。
オートバイのヘルメットにマイクとヘッドフォンがついているものを渡され、

「このヘルメットつけな!」

って言われました。
タンデム式(2人乗り)カヌーに羽根が付き、後ろにプロペラのある風防なしのおもちゃ
のような飛行機です。

 

早速、やや凸凹飛行場滑走路をタキシング(走行)しながら、交信が正常かどうかチェッ
ク。
「これタキシングっていうの・・・聞こえる?」
「ハイ!」
「どこも触らないでねぇ・・・今からテイクオフ(離陸)するから〜」
「ハイ!」

 

あっという間に空の上に・・・。
「飛行機に乗ったことある?」
「ハイ! グライダーに少し・・・」
「あっそぉ〜、じゃぁ操縦してよ!」
「あっ、ハイ!」
「あれれできるじゃん! ラダー(方向舵)も使わないとダメよん!」
「えっ???」
「旋回する時、このように・・・」

 

はじめて、両足の位置にあるペダルがラダーであり、なぜ使うのか分かったのです。
グライダーに乗っているときには、お客様なのでそんな小難しいことは教えないのですね!
全部、インストラクターがやっていてくれていた。

 

20分ほど、空の上を満喫して着陸し、一応、クラブハウスと呼ぶプレハブ小屋に戻って
てきたら、
「どうだった? 楽しかった?」
「いやぁ〜、面白かったですよ!」
「〇〇君から藤本さんのこと聞いているので、うちのクラブに入会したら、すぐ免許上げ
 るよ! 僕は審査員でもあるから・・・」

 

狐につままれた気持ちでクラブ入会誓約書にサイン。
なんとまぁ〜、本人のサイン&印鑑欄があり、かつ保護者または配偶者承認サイン&印鑑
欄があるのです。
家内に話したら一貫の終わりを感じましたので・・・私文書偽造(時効成立)。
左手で家内の名前をサイン、三文判を買って押印。
「今度来るとき、お医者さんに行って、健康診断書(この飛行機ではこの程度でOK)を
 この用紙に貰ってきて・・・」
「ハイ!」
「それから、これ学科試験問題集なんだけれど・・・一応、読んできて。そうしたら、
 免許申請すっから・・・」

てな具合で入手した似非ULPライセンス。

 

本来なら、タキシング〇時間、ジャンプ(3mほど飛んでは着陸)30回以上、上空〇時
間、ソロフライト〇時間が実技検定条件なのに・・・。

 

もちろん免許をもらってから、時間があればULPに乗りに出かけ何度も乗っていたので
すが・・・、途中でつまらなくなってきました(^^;
航空法でスポーツ飛行機と呼ばれるULPは、飛行場から3km以上遠くに飛んではなら
ないのです。
向こうに日立の海岸線があるのですが・・・、そこまで行ってはダメって言われるし・・・、
でも、行っちゃいましたが。

 

風が少しでも強くなると飛行中止・・・こっちの方が多い(^^;

 

今では、軽飛行機(セスナなど)の基本的計器類がきちんと搭載設置されていないULP
はおっかなくて乗れません(^^;

あのままのめり込んで無茶なことをして、よくぞ万が一になっていなかったなぁ〜と、
いまさら運の良さを嬉しく思っております。

 

いつの頃なのか・・・その日立にあったULP飛行場がなくなっていました。
理由、原因も知りません。

 

なぜ・・・無茶なと書いたかといいますと・・・「チャレンジ」というのは、無茶で無理
があってはならないのです!
綿密な状況判断と必要な技量を持ってチャレンジするならいいのですが、我流のチャレン
ジは運がいいか悪いかで結果が大きく違います。

 

飛行機や船の世界では、最悪の結果は「死」なんです。

全世界の飛行免許取得で勉強しなければならない必須科目が「航空法」です。
同時にAIM(Aeronautical Information Manual)も必須科目です。
これは・・・いちいち面倒な!と思われる規制(ルール)がたくさん書かれています。
でも、よくよく勉強して理解してきますと・・・パイロットの命を守るために書かれたも
のだということが解ってきます。

 

御社の規定・規則は、誰のためにありますか?

「命」を掛ける全社員のためのルールや哲学になっていますか?
そうでないと・・・、結局、上手くゆかなかった時には、人のせい、社会のせい、政治経
済のせい、はたまた自分を産んでくれた親のせいになってゆくのです。

 

「チャレンジ」をするには、「勇気」が要ります!
空振りの「勇気」ではいけません!
しっかりした素地、知識、知見を身に着けたものを訓練するのです!

 

このシリーズの核心は・・・「命をかける」社業、人生をつくることなんです。

 

今回はここまでとします。ご精読ありがとうございました。

 

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