第50講最終回『ドローン(Drone)』

 

【ドローンで空撮した小名浜サンマリーナです!】

https://www.youtube.com/watch?v=riMFFT41yyg&t=52s

 

 

 

昨年10月にJUIDAという日本では最も認知されているドローン協会認定のパイロット
&運用管理者認定資格を取得しました。

 

それからドローン飛行時間10時間以上の実績を積むため、家内の義弟の持つ谷間の3町歩
ほどの畑で飛行訓練を行い、12月に晴れて国土交通省航空局のドローン飛行許可・承認
を取得し、現在まで約70時間の飛行経験を積みました。

 

飛行時間50時間を超えますとインストラクターの資格を受験できる要件を満たすのです
が、どこの協会でもインストラクター資格は、その協会のドローン・スクール・フランチ
ャイジーになるか、ドローン・スクールのスタッフにならないと・・・受験できないベー
ルに隠されております。

 

さて、みなさん!
どこかで耳にすることが多いドローン(Drone)というこの言葉、テレビやインターネット、
新聞などで見かけたことがありますよね!?

 

ところが・・・
「ドローンってなに・・・?」
「なんでこんな呼び名なの・・・?」
「何に使うの・・・?」
「どんな種類があるの・・・?」
という疑問をお持ちになっておられる方もいると思います。

 

このパイロット・コンサルいろは考の最終回は、「ドローン(Drone)とは?」について、
お話をし・・・、凄い技術革新が起こっていることを実感なさって欲しいのです!

もちろん、読者にはドローン・パイロットやドローンに関連した仕事をなさっておられる
方もおいででしょうから、「釈迦に説法」となるやも知れません。

 

でも一応、ドローンのことを基本から知りたいという場合は、きっとお役に立てると自負
しながら最終回執筆をしたく思います。

 

ドローンというのは、「空を飛べる物体だけれど、人が乗って操縦しない機体」のことです。
レギュレーション(法律的に)言いますと、「無人航空機」となります。

 

私たちがよく知っている飛行機やヘリコプターは、人が乗って操縦する「有人航空機」で
すが、ドローンは「無人」でることがポイントです!

 

すなわち、人が乗って操縦するか?、乗らないで操縦するか?という点が、ドローンの
定義のポイントになります!

 

実は、より厳密な定義としては航空法に以下の通り記載があります。
『飛行機、回転翼航空機、滑空機、飛行船であって構造上、人が乗ることができないもの
のうち、遠隔操作又は自動操縦により飛行させることができるもの(200g未満の
重量(機体本体の重量とバッテリーの重量の合計)のものを除く)』

いわゆるドローン(マルチコプター)、ラジコン機、農薬散布用ヘリコプター等が該当
するわけです!

 

本当はそれだけではなく、米軍などは本国にドローン・パイロットを配置し、中東の戦闘
前線から飛ばし、無人偵察機・無人爆撃機を操縦していますが・・・これもドローンなん
です!

 

さて、ドローン(Drone)って英語の意味では、ミツバチの雄のことであったり、ハチや
プロペラ飛行機のブーンという唸り音のことを言います。
余計ですが、なまけ者(Idler)のことの意味でもあるそうです(^^;
マルチコプター(羽を複数枚回す)ヘリコプターを「ドローン」と呼ぶようになったそう
です!

読んだことはないのですが、1979年に発表されたSF小説『未来の二つの顔』に、
ドローンが人類と対決する重要な任務をもって登場します。この言葉を広めるきかっけに
なったともされています。

 

狭義のドローンは小型の無人航空機を指しますが、広義では遠隔操作や自動操縦ができる
機体全般を指す場合もあります。

 

このブログでは広義のドローンについて、代表的な物をまとめました。

1)マルチコプター(マルチローター)型ドローン
 日本で普通に見かけるドローンと言えばコレです!
 複数;マルチ(最も一般的な機体は4枚)のローターを回転させることで揚力を発生
 させて飛行する仕組みになっております。
 ローターを回す方向を変えることで反作用を発生させ、機体そのものが回転するのを
 防ぎつつ、ジャイロセンサーや気圧センサー、GPSなどのデータを統合して姿勢制
 御や高度維持をおこない、自動飛行などができる機体がどんどん登場しています。
 ローターの数によって、クアッドコプター(ローター;4枚)、ヘキサコプター(ロータ
 ー;6枚)、オクトコプター(ローター;8枚)などと呼ばれます。

 代表的な機体としては、DJI・PHANTOMシリーズやMAVIC PRO
 Freefly・ALTAシリーズなどがあります。
 私は、DJI・PHANTOM4PROという機首とTELLOという超小型練習用
 ドローンを持っております。

 

2)固定翼型ドローン
 軍事用ドローンがほとんどです!
 ミサイルやレーダーなど重量のある装置を搭載し、長距離を飛行するための固定翼型
 (飛行機と同様、ラジコン飛行機もそうです!)が多数派となっております。
 代表的な機体としては、ハリウッド映画などでもおなじみになっているノースロップ
 ・グラマン社製の『MQ−1 プレデター』やジェネラル・アトミックス・エアロ
  ノーティカル・システムズ社製の『RQ−4 グローバルホーク』『MQ−9 リーパ
  ー』などがあります。

 

3)水中用ドローン
 狭義のドローンは、無人航空機を指す言葉なのですが、昨今では、なんと水中を移動
 する無人機も「ドローン」と呼ぶようになりました。
 レクリエーションとして水中撮影を楽しんだり、釣りなどの際に魚群を見つけたり
 するための利用が主な用途でしたが、最近では、遭難事故捜索などにも使われるよう
 になってきました。

 

次に利活用領域では
1)軍事用ドローン
 固定翼型ドローンでも紹介しましたが、特別の括りとして軍事用ドローンがあります。

 おもにアメリカやイスラエルで開発が進められております。
 空中からの偵察や攻撃など幅広い用途に使用されています。
 軍事用ドローンは、撃墜された場合でも運用側はパイロットを犠牲にするリスクが
 ない反面、無人機による攻撃により民間人が巻き添えになっているという報道もあり、
 賛否が分かれるテクノロジーなのです(^^;

 

2)民生用ドローン
 日本で普通に生活している限り、軍事用ドローンと関わることはありません!
 関係があるとするなら民生用ドローンがあります。
 この民生用ドローンは大きくわけて3つのジャンルに分けられます。
 a)産業用ドローン
  農薬や肥料の散布に使われているDJI『Agras(アグラス) MG−1』や、
      整備点検用の『MATRICE 200』やAmazonが開発を進めていると
      いわれている配送用ドローン(正式名は不明)などがこのジャンルに含まれます。
 

 b)レース用ドローン
  もう日本国内でもドローンレースが盛んに開催されております。
  速度や操縦の腕を競う競技として、ドローン・レーサーたちが日夜、機器の開発や
  操縦技法に凌ぎを削っております!
  主な団体と大会としてはJDRA(一般社団法人日本ドローンレース協会)が主催
  する「JAPAN DRONE NATIONALS、Drone Impact」

  Challenge実行委員会が運営する同名の大会や、Japan Drone

  Leagueが主催する「JDLレース」、石垣市のドローン利活用推進実行委員
  会による「ISHIGAKI DRONE RACE」、一般社団法人ドローン
  普及協会が行う「ハッピーバード ドローンフェス」などがあります。

 

c)ホビー用
 趣味として、ドローンを楽しむ場合は写真や動画の空撮目的で利用されるケースが
 圧倒的に多数です。
 ドローンの黎明期から機体の製造を続け、民生用機体の市場では世界最大のシェアー
 70%超を持つDJI社はドローンを扱う者ならだれでも知っております。

 日本国内のドローン市場は、は2022年までに2,100億円市場への成長が予測され
 ております。・・・先行きはですから超有望です!

 

新たな産業や雇用を創造する起爆剤として期待を集めております。

2016年度の日本国内のドローンビジネスの市場規模は、統計値がなく353億円と
推測され、2015年度の約175億円規模から178億円も増加しています(前年度比
102%増)。
2017年度の統計では、前年度比51%増の533億円に拡大しました。
2022年度には、2,116億円(2016年度の約6倍)に達すると見込まれており
ます。

 

さて、ドローンを操縦するのに「免許は必要なんですか?」と訊かれることがあります。
ドローンの操縦は、難しそうなイメージがあります。
ですから、「免許が必要なのでは?」と思ってしまいがちなのですが・・・!?
実は、ドローン操縦には免許はいりません!

 

なんとドローン操縦には免許というものは存在しておりません!

なのに、私はドローン・パイロットって名乗っております(^^♪
実は・・・、誰でもドローンを飛行させることはできるのです!

自動車の運転免許なら道路交通法に基いた技能や知識を得て、審査に合格すれば、運転
免許を取得できます。
運転免許を取得すれば、クルマの運転が公道上で可能になるわけです。

 

しかし、ドローンの飛行に関しては、免許というものは一切ありません。
知識を問われるテストもなければ、技能テストもないのです!

ドローンを買った翌日からでも、飛行させることは全く問題ないのです・・・が。

航空法による規制対象の、200g以上のドローンでもルールを守れば飛行できます。
航空法上で、ドローンには2つの種類があります。
ドローンの総重量が200g未満なのか、それとも200g以上なのか?
これが重要で大きな分かれ道となります。

日本の法律の航空法が絡むのです!

・200g未満のドローン
 一般的に、トイドローンと言われているドローンのことを言います。
 値段で言うと1万円前後で購入できるドローンなのですが、航空法の対象になっていな
 いのです!
 つまり、法律で縛りのないドローンなのです。

 

・200g以上のドローン
 私などが、Youtubeにアップする空撮用のドローンです。
 最近の空撮用ドローンは、4K動画が主流です!
 このドローンは重量がかなりあり、日本の航空法の対象になっています。

 

航空法の対象になっているというのは、ドローンを飛行させると違法になるエリアが
あります。
また、目視外(ドローンを見ないで飛行させること)や夜間飛行、イベント上空での
飛行などでは、国土交通省航空局への届け出をし、許可・承認を得なければ、飛行させ
ると違法となります。(航空法違反)

また、人や物から30m以上離して飛ばさないと違法になります。

ご存知ないかも知れませんが、電波法違反と同程度のかなり厳しい罰則規定があり、最近
の摘発事例では、違法として50万円以下の罰金を課せられている人がかなりいます。
マスコミにも公表され・・・、社会的制裁を受けている人も・・・(^^;

逆を言えば、航空法を守っていれば、規制対象のドローンでも誰でも飛行することができる

のですが・・・航空法のルールというのがミソなのです!

 

実は、違法エリア(許可無く飛ばしてはならないエリア)や違法条件でどうしても飛行さ
せる場合には、国土交通省から「許可・承認」を得る必要があります!

 

この「許可・承認」をもらうのにハードルが高いのです!

まず、業務での申請でしか、ほぼ許可・承認を得ることができないのです!
そんでもって、どれくらいの飛行時間実績があるのか? どこのドローン操縦民間認定
資格を有しているのか? どんなドローンを持っておりり、安全対策上の有効性を保証す
る機能があるのかどうか? 飛行させるドローン機材の保険や墜落などによって他の人損・物損の

保険を何億円掛けているのか?・・・根掘り葉掘り問われるのです!
結局、日本では数団体の著名なドローン協会が発効するドローン・パイロット認定証の
呈示が求められます。そうでないと・・・、「許可・承認」を得ることができません!
なくて、航空法に抵触する飛行を行っているところを垂れ込まれたり(ほとんどがそうです!)

しますとパトカーがやってきて、逮捕に至ります(^^;

 

私の場合には、求められた免許・資格の欄に、「自家用操縦士(飛行機)免許」「ウルト
ラ・ライトプレーン免許」「ドローン・パイロット資格認定証」「ドローン運航管理者認定証」

「航空無線通信士」「特殊航空無線通信技士」「アマチュア無線技士」の免許・資格の写しを羅列

させました。

 

このドローン・パイロット認定証というのは、
「この人は、この程度のドローン操縦飛行ができますよ!」と検定するものなのです。
例えてば、漢字検定でしょうか!?
漢検◯級のように、検定に合格しますと民間団体から能力を認められるというくらいの
ものなのです。

で・・・この民間の資格を取得しても、取得しなくても、ドローン自体は飛行できることは、漢検の

検定資格がなくても文字を書くことができるのとなんら変わりはないのです!
ですから、くどいようですが法的に効力があるものではなくて、ただの検定合格なので、
効力は皆無なのです!

 

そんじゃぁ・・・、では、いきなり飛行させてもOKなの?と思いますよね。
この回答は「OKだけど、それなりの知識があったほうがいい」ですね!
間違いなく!

空撮用のドローンを飛行させるのは、非常に大きな危険がつきまとうのです。
墜落、衝突、人への被害、ロスト(紛失)・・・、そして「航空法を知らなかった」での
違法行為、書類送検による罰金刑(前科)など・・・と。

記憶されておられる方も多いかと思います。
首相官邸の屋根にドローンを墜落させたり、長野の善光寺お祭り行列で少年がトイドローンを墜落

させたり、イベントでドローンからお菓子をばらまこうとして、ドローンを墜落させ子どもさんを

怪我させたり・・・、事件&事故が発生しております。

 

おそらく将来には、操縦者がいくらモラルを持っても、飛行機もドローンも落ちる時には
落ちてしまいますので、事故が起きて、もっと法律が厳しくなって免許制になる可能性は
十分に考えられます!

 

さて最終回、ビジネス・リーダーの皆さんに、ドローンの教訓から申し上げます。

 

ドローンは、知れば知るほど、飛ばせば飛ばすほど、飛行機と同様に怖いものなのです!
いや飛行機以上に怖いと言っても過言ではないと思います。
というのも飛行機なら、決められた時間を飛んだら、耐空検査や無線検査などの法定義務
検査がありますが、ドローンには目安のような心構え程度の注意事項として、オーバー
ホールの様な検査や修理点検をしなさい位しかありません。

 

また各メーカーは開発に凌ぎを削っておりますので、技術の公開をしないのです!
そのため故障・墜落しても原因究明はしているのでしょうが、その公表をしないのです!

特に、無線・・・電波特性について、趣味用の電波と業務用の電波では免許の種類も違い、
ドローンに組み込む無線技術もデフォルト・スタンダードではなおのです!

言ってみれば・・・、謎だらけの機械なのです!

 

企業でも同様で、古参の職人的従業員は、自身の持っている技能・技術を公表したかがら
に、後輩に教えたがらないのが現状です!

 

そのため、企業が急成長するときに、大きな障害をもたらすことが多々あります。

「科学的浪花節」と言う言葉を以前、お話しました。
企業は、科学的に効率・能率向上を目指しつつ、情けのある社風で働きがいの持てる企業
文化をつくるべきです!

 

その基本は、「隠し事のない!」企業文化なのです!
「隠し事」は、あの国会討論で官僚機構のしでかした一例が見事な例でしょう!
それ以外に、
「知らないことを、知らないと言える勇気」
「出来ないことは、出来ないと言える勇気」
の発揚できる風土なのです!

 

この「勇気」は、間違いなく企業文化のみならず、企業の生成発展に欠かせない組織シス
テムのエンハンス(機能の向上拡張)につながるのです!

 

ビジネス・リーダーの皆さん!

 

飛行機をライト兄弟が1903年に飛ばしてから、たかだか120年未満なのです!

日進月歩の技術の発達によって、全世界の空には無数と言って良いほどの飛行機が、ドロ
ーンが、ラジコン機が飛んでいます!

 

御社の成長・発展、技術開発、組織開発、システム開発も、もう凄いスピードで進んで
行くことは自明です!

 

ぜひ「化石」にならぬよう・・・、自己啓発を怠らず、先進技術から目をそらさず、好奇
心を持って、日々の仕事に、今日まで書き綴ったブログの少しでもいいですから精神態度
の一部になさっていただくことを祈念して、筆を下ろします。

 

長々と・・・ありがとうございました。

 

今度は、「ビジネスリーダーいろは考:75講」を逐一アップして行きたく存じます。
これまた長くブログアップをさせていただきますので、どうかよろしくお願いいたします。

 

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