「部下をコキ使え!」

【シンガポール:マーライオン】

 

ご存知の方もいますが、私のおこなう企業の管理者研修で出す【課題】は、たったの1問でも半日
がかりです。下手すると一日以上掛かることもあります。

何故掛かるのか?
「企業文化」=「躾」を見るためなんです!

 

成長するべき企業が「人財育成」をするときに最も重要なテーマは、
 「深く考えるクセ」+「プラス発想」
を持つ人づくりなのです!

アカデミックな講釈をなんぼしてもダメなんです!
「実践」に即した問題・課題にどれくらい適応できるかなんです!

 

特に、この新型コロナウィルス・パンデミック非常事態下における「企業存続」の命題は、どれく
らい「あの手・この手・奥の手」を出し尽くすか?・・・でほぼ決まるのです!

 

少し手遅れの感を感じられるかも知れませんが、本物のロイヤルティ(企業忠誠心)を持った人財
が何人あなたの周りにいるのか?・・・数えてみるチャンスなのです!!

 

SNSでも、ワイドショー&TV報道でもうんざりすることは、
 「誰かれが悪い!」
 「この決断は遅い!」
 「何んもしてくれない!」
「ごね得」、「金出せ!」と「権利」ばかりを唱えるアカンたれ共です!

こういう奴らは、日本国民の「義務」を果たしておらないのがほとんどです!
(あれれぇ・・・私としたことが・・・)

 

実は、企業にもいるのです!
この期に及んでというか・・・? 
本来は、この非常事態下で、我が社のために、地域社会のために「知恵」を出す人間が逸材なのです!
ましてや一国のリーダーに対して、我が社長に対して悪口を言う輩は「百害あって一理なし!」
なんです!!

緊急事態をみんなで認識したのなら一致団結、四の五の言わず、リーダーを信じて自身の率直な
提案のできる人間だけが必要なのです!
特に、企業は慈善団体ではないのです! 生き残るための最善を果たさねばならないのです!

ですからビジネス・リーダーは、今こそ、部下に「気を使う」ことは止めにしましょう! 
矢継ぎ早に命令を発するのです!
嫌な顔をするようなヤツは出て行かせればいいのです!

 

こんなのに気を使って、また同調者を派生させるとやっかいなのです!

荒れ狂う暴風雨の中で、木の葉のようなちっぽけな舟が今にも転覆しそうな事態に、船長の言う
ことを聞かなければ木っ端みじんになること必至ですよ!
船長の意思決定がどうも?・・・なら、キチンと本気でそのことを申し述べてきますよ!

 

管理者研修の最初の段階で、午前中にこんな問題を出します。
**********************************
 「人は仕事を通じてのみ成長する」ということは間違いない!
 今、あなたのもとに
  仕事が非常にできる部下が1人、
  まあまあ使える程度の部下が2人、
  やや劣る程度の部下が2人、
  全くできない部下が1人
 がいる。

 

 この6人の部下にあなたはどのような仕事の与え方をし、育成を図るか?
 下のA.B.C.D.から正しいものを選べ! また、その理由を述べよ!
      A.もちろん、平等に公平に仕事を与える。
      B.能力に応じた仕事を与える。
      C.とにかく、非常によくできる人だけを徹底的に使う。
      D.やや劣る程度の部下を基準に仕事を与える。
**********************************

 

圧倒的に多い並のビジネス・リーダーの解答は、A.の「平等に公平に仕事を与える」なんですね!
でも・・・間違いなんです!

 

次は、B.の「能力に応じた仕事を与える」ですね!
これも間違いなんです!

 

さすがに、D.「やや劣る程度の部下を基準に仕事を与える」はないですね!

なかなか答えを言いません。

 

私は別名「サディスト藤本」と言われることがあります。
こんな問題を出したときですね。

 

さて、とうことは、答えはC;.「非常によくできる人だけを徹底的に使う」なんですよ!

「徹底的に使う!」という文言に首をかしげる人がいます。

でも答えがCであるなら、その理由を述べなければ終わりません。ここから研修生の悶絶が

始まります(^^♪

 

私はこの言葉すら変えます。
「徹底的に使う」というのは「コキ使う」と訳して下さい!と。

 

私はビジネスリーダーの皆さんに、こんな辛辣な言葉をしょっちゅう投げかけます。
「だいたい、社員に気ばかり使って、金を使わないから、いい会社にならないのですよ!」
「いい会社というはですね!社員に気を使わず、うんと時間とお金を使うから、ますます良くなる

 のです!」

「平等思想」なんていうのは「弱者の視点」なんです!
世の中に「公平」「平等」なんてありゃしない!
誰がなんと言おうと「格差」だってなくなりません!

 

かつてソ連などの社会主義国が崩壊したのは、「公平」「平等」に配給をしたからなんです。
「出来る人」にとってはたまらなく面白くないのです。
「出来る人」はいっぱい仕事を与えられ、賞賛され、報いられることを望んでいます。
誤解を受けるかも知れませんが、共産主義、社会主義の崩壊の大きな原因に「出来る人」の抹殺が
ありました。
実際の抹殺(粛正)もあれば、機会を与えずにスポイルさせたこともここに含むのです。
そしてもちろん、ノーメンクラトーラ(特権階級)と呼ばれる者達が利権をむさぼったのも大きな
原因ですが・・・。

 

それよりも、あなたの会社では社員をしっかり観察して、一人一人の持っている能力を具体的に
把握できていますか?
これが出来なきゃ「公平」「平等」に仕事など割り振れないでしょう!?

 

そうなんです!
各個人の「能力」に応じた仕事を割り振ろうとするとやっぱりできない!
いや非常に困難ですね!

方法論から考えると手順が間違っています。

またこのことも経営者や管理者の皆さんにたびたびお話します。
「出来る人」がスポイルされたりして、やる気を無くしたら「困った」ことをしでかすことが多い
のです。

私は現代社会の病巣に「出来る人」のスポイル(やる気を失せる)があるように思えてならないの
です。

 

「出来る人」というのは、受験の平均点が高い人や世間が言う有名大学を卒業した人ではありません!
企業組織において存在する必要不可欠な特定・得意分野で「出来る人」をいいます。

 

組織では、「出来る人」にはとにかく「価値ある仕事」をいっぱい与えることです!
端で見ていると「コキ使って」いるようですが、そんなことはありません。
「価値ある仕事」を任され、それを成就できたら、だれも「働き甲斐」というのを感じます。
その連続が「生き甲斐」になるでしょう!

 

「出来る人」が頑張れば、「出来ない人」が頑張るよりはるかに全体の生産性や効率が上がります!

  仕事の成果 = 質 × 量

なんですが、もっと専門的に表現をしますと、

  成果 = 労働力(質) × 労働時間 × 1時間当り生産性

なんですね!

 

いかがですか?
「豊かな生活」を社員に提供するためには、自由に使える時間・休日を与えるべきですね。
ですから、「労働時間」は大きくできない!

 

「豊かな生活」を社員に提供するためには、支払うべき報酬の額を増やすべきです。
そのためには、生産性が高くないと支払能力はどこかで頭打ちになりますね!
「1時間当りの生産性」という式は、分子が「荒利益高(付加価値高)」です。
分母が「総労働時間」です。

 

もうお解りですね!
「生産性」の高い人材が、あなたの企業組織にどれほど多くいるかなんです!

 

だから社員教育や能力開発をする理由は「企業は人なり」のためなんですが、本質的には「生産性」
を上げるためなのです!

 

かつてのJAL倒産寸前となった本質的問題もここに帰結します。
稲盛師は「JALの職員は危機感がない!」とおっしゃった。
これはとりもなおさず「生産性」が低いことを問題にしていないとおっしゃっているんです!
だから、「生産性」の低い16000人を削除すると発表したんですが、・・・良くある話・・・。
面白いことに、優秀な人から「希望退職」を申し出ることがある。
残るのが「カス」だと、もう・・・アキましぇん!(^^;

 

さて実は「出来る人」を増やす方法が、冒頭に上げた問題のテーマなんです。
今までの説明は前座です(^^)

 

管理者はもちろん「出来る」から任命されたんですよね!?
いま6人の部下がいる。
「出来る私」が徹底して、「非常に出来る部下」に「価値ある仕事」をいっぱい与えます。
もちろん動機付けをすることは当たり前です。

 

  言ってみて、やってみせて、やらせてみせて、褒めてやらねば、人は動かじ。
                                 山本五十六師
    
このとき、優秀な部下には妥協することなく「非情の情」で臨み、「コキ使う」のです。
いずれ彼は、私と同程度の仕事が出来るようになってきます。
人事考課、人事評価も高く査定すべきです。

 

ついで、私と「非常に仕事の出来る部下」が、「まあまあ使える程度の部下2人」をマン・ツーマ
ンになってこれまたコキ使ったらどうでしょう?

いずれは、もしくはたちまち、私を含めた4人が「非常に仕事ができる」ようになるのではないで
しょうか?

放ったらかしより、氣を使うより、はるかにはるかに良い組織になります。

ここまで来ると私は抜けるのです。(専門用語で「例外の原則」といいます)

私は、より上位の職位につくか、別の部署に配転されてもいいのです。
なぜなら直接「コキ使った非常に出来る部下」に、私の後継者になってもらえばいいのです。

そして「非常に出来る部下」と「非常に仕事が出来るようになった部下2人」の3人で「やや劣る
程度の部下が2人」と「全くできない部下が1人」をまたまたマン・ツーマンになってコキ使った
らどうでしょう!?

 

このような職場、これらの集合体である企業が「生成発展」するのです!

今、「本気の危機感」を持ち、「仕事の出来る人」に集中して仕事をやってもらう!
「そんな人・・・いないんです(^^;」
まぁ〜、そんなことはないのです! 
「やってみなはれ! やらんとわかりまへんでぇ!」

「得手に帆をかける」のです。

そして「価値ある仕事」をドンドンこなしてゆき、それに続く人をコキ使う組織の仕組みをつくる。
それに反発する人には、もちろん「お引き取り」願うくらいの覚悟をもつのです!

「氣を使わない」で「コキ使う」、そして競争に強い、利益の上がる企業になって「給料」も「ボ
ーナス」も、「決算賞与」もいっぱい出るように「金使う」会社が・・・・「良い会社」なのです!

 

いま、お手伝いしているこの企業はどん底から這い上がろうとしております。
私のお手伝いする素晴らしい企業になるご縁の取っかかりはだいたいこんな企業ばかりなんです(^^)

「社長」以下、「経営幹部」が社員に「氣を使わない」ためには、社員の誰よりも「働く」んです!

 

簡単ですね(^^)

だから何度も書かせて頂いている「千載一遇のチャンス」は「人見つけ」「人づくり」のチャンス
でもあるのです。

 

だって、失職・失業した優秀な人たちだって巷に溢れ出すんですもの!

 

ありがとうございました。

 

 

 


 




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